マンションの「二つの老い」
2022年09月15日
マンションは建物の老朽化と所有者の高齢化という「二つの老い」の深刻化が指摘されている。
2021年末時点で築40年以上の物件は全国に約116万戸、そのうち所有者の所在や連絡先が分からない空き家マンションは約13.7%だった。
マンションの建て替えや共有部分の変更工事などを決議する際、所有者の同意が求められるが所有者不在の場合にどのような扱いにするか今後検討される。
現行法では所有者不在のケースは「反対」とみなされることから公的機関の関与が必要、老朽化した分譲マンションの建て替えや修繕を促進するため、区分所有法改正が検討される。