県内の基準地価、33年連続で下落
2024年09月19日
・県内各地の基準地価公表
土地取引の目安となる地価調査の結果が公表されました。
県全体では33年連続の下落となりましたが、鹿児島市では住宅地、商業地ともに上昇しています。
住宅地は平均価格は1平方メートルあたり2万7800円で、27年連続の下落でした。
住宅地で最も価格が高かったのは、鹿児島市上荒田町の1平方メートルあたり25万3000円でした。
鹿児島市の住宅地は、利便性が高い鹿児島中央駅の周辺や区画整理が一段落した吉野町などの需要が堅調で、2年連続のプラスとなりました。
県全体の商業地の平均価格は8万1600円で、33年連続の下落となっています。
商業地で最も価格が高かったのは、鹿児島市東千石町で1平方メートルあたり103万円でした。
鹿児島市の商業地は中心市街地の再開発に伴う需要の高まりから、3年連続のプラスとなりました。
地価上昇率をみると、鹿児島市荒田1丁目が2.9%とキラメキテラスの開業効果が続き、周辺住宅地の価格も上昇しています。
県内で最も地価が上昇したのは、西之表市鴨女町で6.8%と馬毛島の自衛隊基地整備に伴い、需要の高まりが続いています。
続いて姶良市平松の6.0%で、鹿児島市のベッドタウンとして安価な宅地を求める動きが活発になっているとみられています。