空き家最多900万戸
2024年05月02日
・空き家最多900万戸
総務省が発表した住宅・土地統計調査によると、全国の空き家数は23年10月時点で900万戸だった。
5年前の調査に比べ51万戸増え過去最多を更新した。
鹿児島県内の空き家は5年前より1万7千戸増え18万4千戸。全国で4番目に高かった。空き家の多くは
単身高齢者の死亡や介護施設へ入所するなどで、そのまま放置されている。国土交通省によると、相続
人の家族が「建物解体費用をかけたくない」「家財や荷物を片付けられない」などの理由が目立つと
いう。空き家問題として例えば地震や台風で崩れたり古くなった外壁が落ちたり、不審者による治安の
悪化、ネズミや害虫の発生など周囲に悪影響を及ぼす。対策は国や自治体が費用の一部を補助して観光
交流施設やカフェに改修して地域活性化につなげるケースもある。
しかし専門家によると人口減少が進む地域で空き家を無理やり転用しても事業として長く続かず空き家
の予備軍を存続させることにもなりかねないと警鐘を鳴らす。